CCNA試験勉強対策

HOSTSを切る

HOSTSはIPとドメインをマッピングするファイル

HOSTSを切るというのは、WindowsやLinuxが持っているIPとドメインをマッピング(紐付け)したファイルを使って、静的な情報でURLアクセスすること。
通常のTCP/IPネットワークでは主にDNSなどによって動的に名前解決しているが、静的に名前解決を行う場合にHOSTSファイルを使用する。

ファイルの場所は、Windowsの場合は「%windir%\system32\drivers\etc」内に格納することになっている。拡張子はなく、hostsというファイル名で、テキストエディタで開いて編集する。

HOSTSファイルの書式の例としては、以下のようになる。
コメントアウトは#を行頭に付けて行う。
192.168.1.21    server1 server1.example.com
192.168.1.22    server2 server2.example.com
#192.168.1.23    server3 server3.example.com

俺もサーバにダウングレードパッチを当てた後の業務確認作業で、このHOSTSを使用して初めて確認したのだが、ロードバランサー(LB)とサーバを切り離した状態で、サーバにアクセスした際に、ポリシーサーバ経由かまたは同じ帯域のネットワークから(つまりLB経由ではなく)アクセスするため、各対象のWEBサーバごとにHOSTSを切りながらURLを確認する感じで行った。

まず確認用端末に事前に、対象のサーバ4台毎に書いたHOSTSを用意しておく。
例えばポリシーサーバのIP192.168.100.100で 、ウェブサーバのIISに乗っているサイトドメインが
www1.AAA.example-1.com
www1.BBB.example-2.com
www1.CCC.example-3.com
のサーバ用のHOSTSだと、
192.168.100.100  www1.AAA.example-1.com
192.168.100.100  www1.BBB.example-2.com
192.168.100.100  www1.CCC.example-3.com
となる。この場合、上記三つどのドメインのURLを叩いても必ず192.168.100.100のポリシーサーバにアクセスされることになる。
もし上記でURLアクセスが失敗する場合、192.168.100.100の部分をWEBサーバのIPに変えて再度アクセスしてみる。

そのため、ポリシーサーバ側でもHOSTSファイルを用意して、上記のURLの飛び先を書いておく必要がある。
リバースProxyの場合はLinuxなので、/etc/hosts内に、
192.168.100.200  www1.AAA.example-1.com
192.168.100.201  www1.BBB.example-2.com
192.168.100.202  www1.CCC.example-3.com
などのように、WEBサーバのIPとURLドメインをマッピングしたHOSTS情報を書いておく。

そのようにHOSTSに書かれた環境では、以下のようにアクセスしていることになる。
端末からURLにアクセス⇒端末に書かれたHOSTSを参照し、URLとマッピングしたHOSTSの飛び先へアクセス⇒飛び先に書かれたHOSTSを参照し、URLとマッピングしたHOSTSの飛び先へアクセス・・
となる。

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