OSPFの基本
OSPFの基本
図解教本sec225
OSPFのプロセス番号について正しく述べているものはどれか。
⇒正解 任意の番号を使用でき、各ルータで同じ番号を使用しなくてよい。
●OSPFの基本設定の手順
1.適切なインタフェースにIPアドレスとサブネットマスクを割り当てる。
2.OSPFを有効にし、networkコマンドで適切なアドレスとエリアを指定する。
3.必要に応じてループバックインタフェースを作成する。
●実際の設定例
[ネットワーク図]
PC
||
172.16.1.0/24
||
[fa0/0]
ルータA
[fa0/1]
||
172.16.2.0/24
||
[fa0/0]
ルータB
[fa0/1]
||
172.16.3.0/24
||
[fa0/0]
ルータC
[fa0/1]
||
172.16.4.0/24
||
PC
1.ルータAの設定例1(クラスフルでnetworkコマンドを指定した場合)
routerA(config)#router ospf 3 ←プロセス番号に3を指定してOSPFを起動した。
routerA(config-router)#network 172.16.0.0 0.0.255.255 area 0 ←ネットワークをクラスフルで指定した。
2.ルータAの設定例2(クラスレスでnetworkコマンドを指定した場合)
routerA(config)#router ospf 3 ←プロセス番号に3を指定してOSPFを起動した。
routerA(config-router)#network 172.16.1.0 0.0.0.255 area 0 ←ネットワークをクラスレスで指定した。
routerA(config-router)#network 172.16.2.0 0.0.0.255 area 0 ←ネットワークをクラスレスで指定した。
ルータBとルータCに対してもルータAと同じようにして設定する。
routerB(config)#router ospf 4 ←プロセス番号に4を指定してOSPFを起動した。
routerB(config-router)#network 172.16.2.0 0.0.0.255 area 0 ←ネットワークをクラスレスで指定した。
routerB(config-router)#network 172.16.3.0 0.0.0.255 area 0 ←ネットワークをクラスレスで指定した。
routerC(config)#router ospf 5 ←プロセス番号に5を指定してOSPFを起動した。
routerC(config-router)#network 172.16.2.0 0.0.0.255 area 0 ←ネットワークをクラスレスで指定した。
routerC(config-router)#network 172.16.3.0 0.0.0.255 area 0 ←ネットワークをクラスレスで指定した。
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