CCNA試験勉強対策

デフォルトルート設定

図解教本のデフォルトルート問題

図解教本sec194

未知の宛先のネットワークへのパケットを転送するためのルートはどれか。
⇒A デフォルトルート
正解

他のネットワークにアクセス可能な経路を一つしか持たないネットワークのことをスタブネットワーク(Stub Network)という。
スタブネットワークの境界に位置するルータをリーフ・ノード(LeafNode)という。

つまりイントラなどでインターネットへの出口が一本しかないようなネットワークがスタブネットワークとなり、そのルータのことをリーフ・ノードというということ。

以下のコマンドを設定すると、ルーティングテーブルに登録されていない未知のネットワークへの宛先パケットを受信した際に、パケットを破棄せずネクストホップへ転送するようにデフォルトルートを設定できる。

・宛先条件指定
Router(config)#ip rouet 0.0.0.0 0.0.0.0 [ネクストホップのIPアドレス] [permanent]

・宛先条件と自分の送信インタフェース指定
(Serialケーブルなどで対向ルータとPointToPoint接続している場合のみ)
Router(config)#ip rouet 0.0.0.0 0.0.0.0 [自分の送信インタフェース] [permanent]

IPアドレス0.0.0.0とサブネットマスク0.0.0.0は「あらゆるネットワーク」を表している。

さらに、未知のネットワークを宛先とするパケットを、設定したデフォルトルートに転送するため以下のコマンドを設定する。
Router(config)#ip classless

●デフォルトルートの設定のまとめ
・主にスタブネットワークのリーフ・ノードに設定する。
・ip classlessコマンドと共に使用し、未知の宛先のパケットを破棄させないようにする。


(実際の設定例)
以下の構成図を使用し、ルータBに対するデフォルトルートの設定例、及びルータAに対するデフォルトルートの設定例をそれぞれ示す。

[構成図]
The Internet
|
-RouterA(s0/0 168.19.254.1/30)
| (168.19.254.0/30)
-RouterB(s0/1 168.19.254.2/30)
|
-StubNetwork(172.16.5.0/24)

[デフォルトルートの設定例]
●ルータB
RouterB(config)#ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 168.19.254.1
←スタブネットワーク外部(インターネット)を宛先とするパケットはルータAに渡す。

●ルータA
RouterA(config)#ip route 172.16.5.0 255.255.255.0 168.19.254.2
←スタブネットワークを宛先とするパケットはルータBに渡す。

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