CCNA試験勉強対策

CCNA黒本教科書2章

黒本教科書ようやく2章終わり

徹底攻略Cisco CCNA問題集[200-301 CCNA]対応 (模擬問題、スマホ問題集付き)
徹底攻略Cisco CCNA問題集[200-301 CCNA]対応 (模擬問題、スマホ問題集付き)

2週間がかりだった。先週の日曜の4時までかかり残数ページまで追い詰めたが、平日仕事から帰宅するとソッコー寝て気付くと朝というパターンが続き、とてもじゃないが平日は時間が取れそうにない。これは大きな誤算だ。土日に集中してやるしかないのか・・。
OneNoteにひたすらがしがし書いていき、図はWEBから探すかEXCELで作ってOneNoteに貼り付け、というやり方はまあまあうまくいっている。トレメの問題もそのまま貼り付けて即席テキストの出来上がりだ。2章はプロトコルスタックに始まり、TCPUDPフォーマット、コネクションの確立とスリーウェイハンドシェイクについて、IPアドレスとクラスについて、IPアドレスの計算の応用問題とバカみたいに範囲が広いが、これでまだ100ページちょいしかいっていない。全く気が遠くなる試験範囲である。
今のところダイレクトブロードキャスト関係の求め方が意味不明。なんでそうなるのかが見えない。3章はいよいよCiscoルータのIOSと設定に入り、ようやくらしくなってくる、予定。


●IPアドレス計算の手法と問題パターン
【パターン1】
172.16.0.0をサブネット化して各サブネットにホストアドレスを380ずつ用意したい。サブネット数を出来るだけ多くするにはサブネットマスクを幾つに設定すればよいか。

1.クラスからデフォルトのホスト部を調べる。172.16はクラスBのアドレスとなるので、第1、第2オクテットがネットワーク部、第3、第4オクテットがホスト部となる。よってデフォルトのホスト部は16ビットとなる。

2.380以上のホストアドレスが確保できるビット数を調べる。2^8-2=254では足りないので、2^9-2=510であれば380を満たせる。よって、9ビット分をホスト部に割り当てる。

3.サブネットマスクを求める。16ビットのホスト部のうち、9ビットはホスト部に使用することになる。よって、最大で7ビットをネットワーク部に使用する。

11111111. 11111111. 11111110. 00000000
第1、第2はネットワーク部。第3、第4はホスト部だが、先頭から7ビットをネットワーク部、残りをホスト部に使用している。

第1オクテットを計算すると、10進で255
第2オクテットを計算すると、10進で255

第3オクテットを計算すると、
2^7*1 + 2^6*1 + 2^5*1 + 2^4*1 + 2^3*1 + 2^2*1 + 2^1*1 + 2^0*0
=128+64+32+16+8+4+2+0=254

第4オクテットを計算すると、10進で0
よって、255.255.254.0となる。

【パターン2】
ホストアドレスが10.15.0.1でネットマスクが255.255.0.0の場合のネットワークアドレスを求めよ。
単純に、ホストとマスクの論理積をする。

ホスト 00001010 00001111 00000000 00000001
マスク 11111111 11111111 00000000 00000000
積   00001010 00001111 00000000 00000000
IP   10    15    0    0

よって10.15.0.1のネットワークアドレスは10.15.0.0。

【パターン3】
ホストアドレスが172.16.20.30でサブネットマスクが255.255.255.0の場合のネットワークアドレスを求めよ。
ホストとマスクの論理積をしてもいいが、
サブネットが255.255.255.0=
8ビット(11111111)+8ビット(11111111)+8ビット(11111111)+0ビットは24ビット、
つまり社内LANでよく使うサブネット24となるので、172.16.20.0。
よって172.16.20.30のネットワークアドレスは172.16.20.0。

【パターン4】
192.168.10.45/28のネットワークアドレスを求めなさい。

/28はビットカウント方式という。32ビットの中の先頭から28ビットが1という意味であり、それを記すと
11111111 11111111 11111111 11110000
となり、10進に直すと255.255.255.240となる。(128+64+32+16=240)

単純に、論理積演算で求めても良い。
192.168.10.45⇒11000000 10101000 00001010 00101010

255.255.255.240⇒11111111 11111111 11111111 11110000

11000000 10101000 00001010 00101010
11111111 11111111 11111111 11110000

11000000 10101000 00001010 00100000
192   168   10    32

よって192.168.10.45/28のネットワークアドレスは192.168.10.32

または、マスクの区切りから求める方法もある。
1.ネットワーク番号が繰り上がる単位を求める。
256-240=16
2.16ごとに区切っていったネットワーク番号を並べる。
ゼロサブネット  192.168.0.0
1つ目 192.168.10.16
2つ目 192.168.10.32
3つ目 192.168.10.48
4つ目 192.168.10.64
3.ホストアドレス192.168.10.45が含まれるネットワークを探す。
45を、ネットワーク区切りの単位である16で割る。45÷16=2
割った数に16を掛ける。16×2=32
よって192.168.10.45が属するネットワークアドレスは192.168.10.32となる。

【パターン5】
ホストアドレスが210.16.20.89でネットマスクが255.255.255.192の場合のダイレクトブロードキャストアドレスを求めよ。

ダイレクトブロードキャストを求めるには、ネットワークアドレスを求める必要がある。
1.ネットマスクからサブネットのリストを求める。
256-192=64
ゼロサブネット 210.16.20.0
1つ目 210.16.20.64
2つ目 210.16.20.128
3つ目 210.16.20.192

2.ネットワークアドレスを求める。
ホストアドレス210.16.20.89が含まれるネットワークを探す。
89を、区切り単位である64で割る。89÷64=1
割った数に64を掛ける。1×64=64
よってネットワークアドレスは210.16.20.64。

3.ダイレクトブロードキャストを求める。
ダイレクトブロードキャストは、該当するネットワークアドレスの次のネットワークアドレスから1を引いた数になる。
該当するネットワークアドレス 210.16.20.64
次のネットワークアドレス   210.16.20.128
128をマイナス1する
210.16.20.127
よってダイレクトブロードキャストは210.16.20.127

【パターン6】
ネットワークアドレスが172.16.82.40でサブネットマスクが255.255.240.0のとき、ホストアドレスの範囲を求めよ。

1.ネットワークアドレスを求める。
256-240=16
80÷16=5
5×16=80
ネットワークアドレスは172.16.80.0
ホストアドレスの開始部は172.16.80.1

2.次のネットワークを求める。
172.16.80.0の次のネットワークである172.16.96.0となる。

3.ダイレクトブロードキャストアドレスを求める。
ダイレクトブロードキャストは対象ホストが属するネットワークの次のネットワークからマイナス1したものなので172.16.96.0⇒172.16.95.255となる。

4.ホストアドレス範囲を求める。
ホストアドレスの最後はダイレクトブロードキャストからマイナス1したアドレス。172.16.95.255⇒172.16.95.254となる。よってホストアドレスの範囲は172.16.80.1から172.16.95.254となる。

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